GAP Project

 
 

GAPとはGAmma-ray burst Polarimeterの略で、ガンマ線バーストという宇宙最高の高エネルギー現象から出てくる硬X線の偏光を測定するための検出器です。この検出器は 2010年の5月21日に打ち上げられたIKAROS衛星(あかつき衛星と同時に打ち上げられた衛星)のおしりに取り付けられており、太陽と反対方向をいつも向くようになっています。IKAROS衛星は地球から遠く離れて運行していきます。そのため、GAP検出器が捕らえたガンマ線バーストの情報を電波で地上に送信するのが徐々に困難になってきます。そのためGAPはバーストを捕まえると、すぐに検出器に取り付けられたCPUでデータ解析を行い、解析した結果だけを地上に送るようになっています。これにより、送信データを最低限に抑えています。また地上からの命令により、GAPは様々な事を行うようになっています。例えばカニ星雲が視野に入った場合には、地上からの命令によりカニ星雲の観測に特化した観測モードに移行します。以上のオンボード解析や命令による様々な処理を実現するためのソフトウエアを山形大学は担当しています。特に理工学研究科の大学院に在籍していた東海林礼之君が、ソフトウエアの開発に大きな貢献を行いました。

  1. 箇条書き項目記者発表の資料(gap_press2.pdf) ただし個人情報の部分を削除してあります。

  2. 箇条書き項目2010年5月21日にIKAROS衛星が打ち上げられましたが、それと同時にGAPも宇宙に

 飛んでいきました。

  1. 箇条書き項目2010年6月21日にGAPの電源がONになりました。6月中は検出器の調整が行われました。

  2. 箇条書き項目2010年7月7日に初めてガンマ線バーストを捕らえることができました。これで正常にGAPが動作していることが確認できました。

  3. 箇条書き項目2011年秋の天文学会や物理学会で、金沢大の米徳さんや郡司が2010年8月26日に起きたガンマ線バーストの偏光解析結果を発表しました。天文学会ではプレスへの発表も行っています。今回の成果を分かりやすく解説したページが以下にあります。
    http://astro.s.kanazawa-u.ac.jp/~yonetoku/gap/asj-press/index.htm

GAPはIKAROS衛星に取り付けられた小型のGRB偏光検出器です